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テント泊初心者におすすめ。 絶景の百名山2座をまとめて登頂 金峰山・瑞牆山

2020/05/03
 
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日本百名山である金峰山・瑞牆山へテン泊で登ってきました。初のテン泊だったので、重い荷物を担いで登れるのかとか、テントをきちんと張れるのだろうか等と不安を抱えながらの登山でした。

結果的にはとても楽しいテン泊登山になり、いい経験ができました。これからもどんどんテン泊登山をしていきたいと思った次第です。

今回は初めてという事もあり、テン場まであまり遠くないところという条件で山を選びました。いろいろ候補はあげたのですが、最終的には百名山を2座登れてしまう富士見平テン場に決めました。ほかの候補地には『テン泊初心者におすすめのテン場7選』をご覧ください。

コース概要

【コース地図】

コースタイム

一日目

瑞牆山荘から富士見平小屋まで登りテント設営。その後金峰山をピストン。
【登りタイム】
無料駐車場⇒41分富士見平小屋⇒38分鷹見岩分岐⇒9分大日小屋⇒31分大日岩⇒66分砂払の頭⇒23金峰山小屋分岐⇒26分五丈石⇒5分金峰山
【下りタイム】
金峰山⇒2分五丈石⇒14分金峰山小屋分岐⇒16⇒砂払の頭⇒41分大日岩⇒16分大日小屋⇒9分鷹見岩分岐⇒24分富士見平小屋 

2日目

富士見平小屋から瑞牆山をピストン後テント撤収。瑞牆山荘まで下山。
【登りタイム】
富士見平小屋⇒18分⇒瑞牆山・八丁平分岐⇒4分⇒桃太郎岩⇒60瑞牆山
【下りタイム】
瑞牆山⇒31分⇒桃太郎岩⇒8分⇒瑞牆山・八丁平分岐⇒16分⇒富士見平小屋⇒27分⇒無料駐車場

登山データ

出発時刻/高度: 07:13 / 1549m
到着時刻/高度: 10:04 / 1550m
合計時間: 26時間50分
合計距離: 16.38km
最高点の標高: 2574m
最低点の標高: 1537m
累積標高(上り): 1642m
累積標高(下り): 1654m
消費カロリー : 5215kcal(体重68kg 荷物重量21kg(駐車場⇔富士見平)、12kg(富士見平⇔金峰山・瑞牆山))
ログ : GARMIN62S
撮影 : Nikon D7200 AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

コース内容

瑞牆山荘⇒富士見平小屋

出発地点である瑞牆山荘駐車場から、テン場の富士見平小屋までは樹林帯を進みます。コース明瞭ですがやや急登です。途中で林道を横切りますが、標識がしっかりしているので道を間違えることはないと思います。また、人気の百名山なのでたくさんの人が登られております。すごく安心感がありますね。途中の休憩地点からは木々の間から瑞牆山を眺めることができます。

富士見平小屋に向かう途中から見える瑞牆山

富士見平小屋についたらまずはテン泊受付。\1,000/日を小屋で支払います。小屋では予約しておけば食事も出来ます。またドリンクやアルコールも販売しておりますので、下山してから冷たいビールを飲むこともできます。今回は残念ながら下山をしたら物資補給の為か小屋が閉まっており、何も買うことが出来ませんでした。小屋をあてにしていてアルコールを持ってこなかったのでショックが大きかったです…。

無料の水場がテン場から数分下ったところにありますので不自由はしません。冷たくておいしい水ですよ。

テン場は林の中にあります。よく整備されており、ファミリー優先場所も確保してありますのでお子さんと登山される方にもいいですね。実際子連れの登山者もおられました。注意点は、カラスがいるのでテントの外には食品を置いておかないこと。小屋の主人にも念を押されました。

富士見平小屋

富士見平小屋⇔金峰山

砂払いの頭までは樹林帯の中を歩きます。コースは明瞭で他の登山者も多いので道迷いをすることはないかと思います。岩場の多い原生林ですので岩の段差や鎖場もあります。山行距離はそれほど長くありませんが結構疲れました。

金峰山への山道

途中にある大日小屋は、富士見平小屋が管理しておりますので利用の際は申し出が必要です。大日小屋付近は樹々が開けて、スペースも広いで休憩をするのに良いかと思います。

大日岩直下は眺望スペースになっており、ここまで来る途中に分岐路があった鷹見岩と南アルプスを眺めることができます。

大日岩直下から望む鷹見岩と南アルプス

また、ここから少し登ったところにある八丁平の分岐は休憩スペースになっております。

砂払いの頭に到達すると、森林限界を超えて視界が一気に開けます。360度パノラマビューを楽しみながら岩場の山道を登っていきます。

森林限界を超えた眺望

山頂が先の方に見えてきますが、到達するまでに小ピークをいくつか上り下りをしなければならないのを目の当たりにすることになるので、心折れる人もいるかもしれません^^;)

五丈岩と山頂を仰ぎ見る

山頂手前の五丈岩は、岩に登り慣れない人は登らない方がよいかと思います。なんとか登っても降りられなくなり危険です。私も眺めるだけで登るのはやめておきました。

山頂は五丈岩から少し登ったところにある岩の上にあります。山頂からの眺望は絶景です。南を見ると富士山、西を見ると瑞牆山と八ヶ岳を眺めることができます。東は国師ヶ岳方面の緩やかな稜線上の山道が延びています。登った時刻が昼過ぎだったので、かなり霞んでしまって残念でしたがそれでも十分景色を楽しめました。山頂下に金峰山小屋がありますので、ここで宿泊すれば朝夕の絶景を楽しめますね。

山頂から瑞牆山、八ヶ岳を望む

富士見平小屋⇔瑞牆山

富士見平小屋と瑞牆山の標高差は500m程。山道の距離も短いので、一旦降りて登り返しが多少ありますが比較的短時間で山頂に登ることができます。

まずは富士見平小屋の左脇から登っていき、道なりに進んでいくと瑞牆山・八丁平分岐に着きます。ここで一旦下り、川を渡って桃太郎岩まで進みます。分岐で道を間違えると、八丁平や小川山方面へ行ってしまいますので注意が必要です。桃太郎岩から階段を上ると岩登りアスレチック登山コースの始まりです。

桃太郎岩と階段

ここからは、鎖場や岩登りが連続する急登が山頂近くまで続きます。全身を使って登れるので意外と疲れにくいのですが、道は岩にペイントされた矢印やピンクテープを確認しながら登るところも多いのでよく周りを見て登りましょう。

アスレチック瑞牆

山の北側に降りる分岐を過ぎると山頂はすぐそこです。岩場の山頂からの眺望はまさに絶景。朝早く来て、空気が澄んでいるときに眺めたいですね。

右が八ヶ岳 左が南アルプス

八ヶ岳

金峰山と富士山

富士山

朝4:30から登り始めて6時過ぎに山頂に着いたので、ずっと山頂独り占めでした。良いひと時を過ごすことが出来ました。

テン泊を経験して何とかほかの山でも出来そうな自信が出来たので、また絶景を求めて違う山にもテン泊挑戦したいと思います。

 

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