秋葉山 もう一つの登山コース 秋葉ダムルートも使ってトレーニング

目次
秋葉ダムへの東海自然歩道コース
秋葉山の西に流れる天竜川にある秋葉ダムを起点として秋葉山上社まで通じるハイキングコースです。東海自然歩道の一部であり、途中には休憩ベンチなども設置され、しっかり整備された登山道です。
杉の植林の中を歩く道で眺望は全くありませんので、景色を楽しみたい人にはお勧めできませんが、歩きやすく傾斜もそこそこあるのでトレーニングには適した登山道だと思います。
山頂の上社には秋葉茶屋もあるのでしっかり休憩も可能。下社から秋葉ダムまでピストンをすればかなりいい運動になりますね。また、たまには秋葉ダムから登ってみるというのもよいかもしれませんね。
秋葉神社下社から上社への山道を登る
秋葉山下社駐車場の下にある秋葉キャンプ場に駐車し登山開始。この日は妻がトレーニングで山頂まで登るというので、わたしも一緒に登ることにした。この日は浜名湖アルプス全縦走40kmを歩くことを想定した軽量装備でトレーニングするため、秋葉ダムまでピストンをすることに。山行距離は23km程になるようなので、妻をしばらく待たせることになる。

秋葉山山頂まではいつも登る慣れた道。くりはしから登山口まで集落を抜けて歩いていく。相変わらずここの登りが一番きつい。
前日の雨で地表にはガスが立ち込めている。秋葉山は雨の翌日は低層によくガスが発生する。標高560m地点にある鉄塔の展望所に日の出前に着けば雲海と富士山の絶景を楽しめる。秋葉山で見られる雲海はこちら


核心部の急坂を登り、東屋を左に進むと登山口となる三の鳥居跡に到着する。ここからが登山道だ。

登山道はガスが立ち込めていてちょっと幻想的。

日が差してくると、杉の間から差す日の光が霧を照らし光芒となって現れる。これも早朝の秋葉山ではよくみられる光景。眺望は乏しい登山道だが、楽しみはそれなりにある。


30分ほど頑張って登ると、このコースの唯一の眺望地に到着する。鉄塔設置用に伐採された場所だが、天気の良い日は富士山や南アルプス深南部の山を眺めることが出来る。

前日は気温が低かったので、三百名山の高塚山は冠雪していた。この時期には珍しい。

ここからさらに登り、途中にある秋葉寺を通り過ぎると30分ほどで秋葉神社上社に到着する。上社の旧門はまだ修復中だ。

本殿へ向かうといつもの黄金の鳥居。すでに見慣れているのでまったく違和感がないが、初めて見る人は度肝を抜かれるだろう。今回ここは通過点なので、本殿にお参りをして早々に立ち去る。


一応いつもの景色も撮影。こうして見ると天空の神社もあり、初めて来る人には結構インパクトがあるかもしれない。

上社から秋葉ダムへ
秋葉茶屋を通り過ぎ、秋葉神社山門へ。ここの山門の四聖獣は眼がちょっと可愛すぎないかといつも思う。

山門を通り過ぎて石段をしばらく降りていくと駐車場にでる。端にあるトイレの裏に下に降りる石段があるが、なかなか気が付きにくい。石段を下りると向かい側に登山道の入口が見つかる。

ここから秋葉ダムへ向かって降りていく。登山道は下社からの山道ほどではないが、よく整備された歩きやすい道だ。特に行きは下山なのでサクサク降りていく。

しばらく降りていくと、廃道になった車道に出た。降りた場所の右上に登山口があるのだが、ちょっと気が付きにくい。誤って廃道をちょっと降りてしまった。

さらに登山道を降りていく。ずっと杉の植林の中を歩く登山道は全く変わり映えしないので正直退屈な道だ。小川が現れるあたりに来るとシャガの群生地がある。春先には白と紫の綺麗な花を咲かせる。初めて見た時はちょっと毒々しくてウミウシみたいな色だと思ったものだが…。

シャガの群生地から少し降りると駐車場のような広いスペースに出る。ここまで車で来ることが出来そうだ。さらにここから10分ほど降りると廃屋にあたる。ここからは舗装道路を歩くルートになる。


舗装道路沿いにはお寺や一般家屋が時々あった。道標もしっかりあるので、その通りに歩いて行くと天竜川沿いに降り、竜山橋の入口へ。この橋を渡ったところがこの日の折り返し地点だ。


竜山橋からは秋葉ダムを正面から見据えられる。水が放流されれば結構な迫力な光景が見られそう。

秋葉山へ登り返す
竜山橋の向かい側で少し休憩。カロリーメイトを2本食べて200kcalエネルギー補給。カロリーメイトは一本100kcalなので計算しやすいですね。
竜山橋から少し登ったところに秋葉ダムの駐車場があるのでそこに停めて、こちらのコースを登るというのもいいですね。表参道コースが飽きたという人は一度こちらから登ってみる事をお勧めします。

訓練登山なので帰りも同じ道を帰るが、橋を渡った先の道路を川沿いに歩けば下社に行くことが出来る。距離は結構あるがおそらく登り返すよりは早く着くだろう。天竜川沿いから上の道に上がる階段にポストが設置されてあった。ひょっとして登山ポストなのだろうか?

行きに来た舗装道路を戻る。のんびり歩いていると、木洩れ日や石清水があって散歩にはいい道。



登り返す登山道はひたすら杉の植林。黙々と登る。いくら登りやすい秋葉山とは言え一日2回登るのはそれなりにしんどい。上を見上げた風景はやっぱりただの杉だ。昔見たの建設業者のCMのような画だ。

この日こちら側で会ったのはトレラン訓練をしていた男性2名だけ。二人とも私と同じ下社からのピストンのようだった。
登山道を結構上の方に登って来るとちゃんとしたベンチが設置されている。ちょっと休憩。

駐車場への石段を登ると、一般参拝客がたくさんいる駐車場に出る。汗を流しながらゼイゼイ息をしているとちょっと浮く場所である。

登り返して結構疲れたので、上社へ上がる石段が結構しんどい。山門が見えてくると戻ってきた感がわいてくる。

2度目の本殿参拝。戻ってきました。あとはいつもの道を降りるだけ。妻が駐車場で待っているのでやや小走りで降りて行った。

秋葉ダムまでピストンは結構疲れました。下社と上社のピストンでは物足りない方は一度試してみてはいかが。いい運動になります。
コース
駐車場・登山口
今回はキャンプ場に停めましたが、一般的には表参道駐車場に停めます。キャンプとセットで秋葉山を登られるのであればキャンプ場がいいですね。
ルート地図

ルートタイム(休憩時間除く)
【往路】山行時間:167分
秋葉神社下社駐車場⇒4分⇒秋葉山表参道駐車場⇒4分⇒九里橋(くりはし)⇒7分⇒三の鳥居跡⇒13分⇒もみじ茶屋跡(休憩所)⇒8分⇒十八丁茶屋跡(休憩所)⇒3分⇒チョボイチ平跡(休憩所)⇒7分⇒富士見茶屋跡⇒8分⇒鉄塔付近(休憩所)⇒7分⇒信玄岩(休憩所)⇒8分⇒秋葉山秋葉寺⇒15分⇒秋葉神社上社⇒4分⇒秋葉山(あきはさん)⇒8分⇒秋葉神社 駐車場⇒71分⇒竜山橋折返点
【復路】山行時間:179分
竜山橋折返点⇒119分⇒秋葉神社 駐車場⇒8分⇒秋葉茶屋⇒1分⇒秋葉神社上社⇒7分⇒秋葉山秋葉寺⇒6分⇒信玄岩(休憩所)⇒3分⇒鉄塔付近(休憩所)⇒4分⇒富士見茶屋跡⇒4分⇒チョボイチ平跡(休憩所)⇒7分⇒もみじ茶屋跡(休憩所)⇒8分⇒三の鳥居跡⇒5分⇒九里橋(くりはし)⇒3分⇒秋葉山表参道駐車場⇒4分⇒秋葉神社下社駐車場
ルートデータ
- 出発時刻/高度: 06:47 / 112m
- 到着時刻/高度: 12:59 / 111m
- 合計時間: 6時間11分
- 合計距離: 22.95km
- 最高点の標高: 869m
- 最低点の標高: 72m
- 累積標高(上り): 2256m
- 累積標高(下り): 2252m
- 荷物重量 : 約7kg
- 消費カロリー : 3,220kcal
持ち物
- ザック deuterFUTURA28
- 登山靴 mont-bell ツオロミブーツ
- 手袋 mont-bellシャミーズグローブ
- ミドルレイヤー mont-bellクリマプラス100ジャケット
- ベースレイヤー mont-bellジオラインL.W.、ミレードライナミックメッシュ
- パンツ mont-bellストライダーパンツ
- 靴下 mont-bell製
- GPS GARMIN62S
- ヘッドライト blackdiamond spot
- ストック メーカー不明
- カメラ Nikon1J4
- レンズ 1Nikkor 10-30PD
- その他 帽子 行動食(ゼリー×3、カロリーメイト×3)飲料水1.1L(スポーツ飲料水0.5L+お茶0.6L) 救急セット 懐中電灯 予備電池 熊鈴 コンパス 地図 時計 携帯 財布 保険証 筆記用具 予備紐 ライター ビバークシート,ココヘリ発信機,PeakDesign Capturecameraclip