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夫婦で歩く日帰り百名山 大菩薩嶺の天空の稜線を歩き富士山と南アルプスの絶景を眺める

 
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大菩薩嶺とは

山梨県の東部にある秩父多摩甲斐国定公園にある標高2057mのお山である。日本百名山の一つに数えられ、山頂近くの雷岩から大菩薩峠までの稜線が非常に眺望が良いことで人気の山である。富士山や南アルプスが眺望できる奥秩父屈指の絶景を眺められる。また、標高1600mほどのところにある上日川峠から手軽に登れるので、ファミリーハイクにもおすすめの山である。

大菩薩の稜線
大菩薩の稜線

大菩薩嶺は丸川峠を経由するコースや大菩薩峠から南下し小金沢連峰を縦走等さまざまなコースがあり、初心者から上級者まで楽しめる山域。車やバスでアクセスが可能で首都圏からも近く週末は大勢のハイカーでにぎわう。

今回のコース

普段歩きなれていない妻との登山のため、上日川峠から唐松尾根、大菩薩峠を経由する周回コースとした。逆回りで大菩薩峠から山頂を目指すほうが登りは緩やかになるが、稜線では富士山が背中側になる。ずっと富士山を眺めながら歩くのであれば唐松尾根から登るほうが良いだろう。

登山口へのアクセス

国道20号線景徳院入口交差点から県道218号線に入ります。あとは道なりに20kmほど道を登っていくと上日川峠駐車場に到着します。

県道218号線は非常にくねくねとカーブの多い道です。車酔いしやすい人はあらかじめ酔い止めを飲んでおくことをお勧めします。道自体は舗装状態はよく安心して車を走らせられる道です。道幅はさほど広くなく、見通しが悪いので対向車に注意が必要。

甲斐大和駅から一日5便ほどバスも出ています。上日川峠駐車場で駐車整理をしているおっちゃんの話によると、休日祝日は客足によって増便もしている模様です。

上日川峠駐車場登山口ナビ

ルート地図

ルートタイム

上日川峠⇒大菩薩嶺

上日川峠⇒22分⇒福ちゃん荘⇒52分⇒雷岩⇒10分⇒大菩薩嶺

大菩薩嶺⇒大菩薩峠⇒上日川峠

大菩薩嶺⇒6分⇒雷岩⇒7分⇒神部岩⇒20分⇒賽ノ河原⇒6分⇒親不知ノ頭⇒11分⇒大菩薩峠⇒32分⇒福ちゃん荘⇒17分⇒上日川峠

ルートデータ

  • 出発時刻/高度: 04:36 / 1589m
  • 到着時刻/高度: 08:35 / 1589m
  • 合計時間: 3時間58分
  • 合計距離: 8.23km
  • 最高点の標高: 2037m
  • 最低点の標高: 1586m
  • 累積標高(上り): 535m
  • 累積標高(下り): 500m
  • 荷物重量:10kg
  • 消費カロリー:1891kcal

登山レポ

上日川峠から唐松尾根経由で大菩薩嶺へ

上日川峠駐車場
上日川峠駐車場

上日川峠駐車場は第一から第三まで存在し合わせて125台の駐車が可能になっている。ロッジ長兵衛前のスペースが第一駐車場。トイレから道沿いにあるのが第二駐車場。第三駐車場は200mほど奥に行ったところにある。

4:20到着時点では第二駐車場に数台、第一はおおむね満車の様子だった。以前来たときはもっとにぎわっていたがコロナの影響でハイカーも少ないようだ。

今回も以前来た時と同様に第二駐車場に駐車をした。登山口とトイレに近く場所的には便利。あたりが明るくなり始めた4:40に出発した。

登山道の森
登山道の森

ロッジ長兵衛のわきにある登山口から登り始める。まず目指すのは福ちゃん荘。登山口から20分ほどのところにあり、テントスペースもある人気の山小屋である。

山小屋までのルートは歩きやすい登山道だが、右手には舗装された林道が並走している。福ちゃん荘まで登る車道である。宿泊者のみ車での利用が可能な道だが、この林道を歩いて上り下りをするハイカーもいる。

福ちゃん荘

福ちゃん荘では宿泊・食事・テント泊が可能。売店で食料や飲料水なども購入できる。かつては皇太子殿下と雅子様(現天皇陛下と皇后様)も利用されたことがある小屋である。私も初めて来たときはテント泊で利用した。登山口から20分で登って来られるのでテント泊初心者にはうってつけの場所である。

ここから大菩薩嶺へ登るのには唐松尾根を経由するか大菩薩峠を経由するかどちらかを選ぶことになる。大菩薩峠を経由するほうが登りは緩やかであるが、個人的には唐松尾根から一気に登るほうがおすすめである。

唐松尾根からは富士山や南アルプスの眺望を楽しみながら短時間で稜線に上がれるが、大菩薩峠経由だと峠に登るまで眺望に乏しい。また、稜線に出てからは富士山を背にして歩くことになってしまう。

よって、以前来た時と同様に唐松尾根から登ることにした。

森の向こうに見える富士山
森の向こうに見える富士山

唐松尾根はやや急登なところがあるが構えるほどではない。平坦な道と登りを繰り返す登山道だ。GW頃はまだ木々に葉がついていないので、枝の間から富士山を眺められる。数日前の降雨で富士山がきれいに冠雪してくれていた。

日が昇って間もないので、森にはまだ陽が入らず暗い森の向こうに明るい富士山が見える。

白峰三山
白峰三山

木々の間から西側を除くと白峰三山も眺めることができる。甲府盆地が眼下に広がり、高地に登っていることが実感できる。

唐松尾根登山道

唐松尾根の登山道は笹と唐松の中を歩くガレた道だ。しっかり整備された歩きやすい登山道であるが、石が多く浮石で足元をすくわれるので注意が必要である。とはいえ、これはどこの山でもこれは同じ。特別警戒する必要はない。

普段はストックを使って登る妻であるが、この日はストックを手に持ったままあまり使わず登っていた。使わなくても登りやすいそうだ。

甲府盆地と南アルプスの眺望
甲府盆地と南アルプスの眺望
富士山
富士山

雷岩の近くまで登って来ると、甲府盆地を眼下に南アルプスオールスターズが見渡せる。もちろん富士山も奇麗に眺められる。唐松尾根からの眺望はなかなか魅力的。

雷岩から富士山を眺める
雷岩から富士山を眺める
雷岩から南アルプスを眺める
雷岩から南アルプスを眺める

唐松尾根を登りきると雷岩に到着する。福ちゃん荘から雷岩までにかかる時間はおおよそ一時間弱だ。

雷岩は大菩薩嶺の稜線で景色が見えるところでは一番高いところ。富士山から南アルプスまで大パノラマが楽しめる人気のビューポイントである。

南アルプスは一番北側にある甲斐駒ヶ岳から南の赤石岳や聖岳までしっかり見える。夜に登って来ると甲府盆地の夜景がまた奇麗な場所。前回来たときは福ちゃん荘にテン泊をしていたので、昼と夜の2回登ったものだ。

この日はそこそこ早く登り始めているので、雷岩にはほとんど人がおらず景色を満喫できた。

山頂への道
山頂への道
大菩薩嶺山頂
大菩薩嶺山頂

大菩薩嶺山頂は 雷岩から北上すること10分程度のところにある。樹林帯の稜線を歩いていると途中で現れる感じであまり山頂感のないところだ。山頂は眺望がないので、ほとんどの人は山頂標識で記念撮影をしてすぐに山頂を去っていく。

天空の稜線を歩き大菩薩峠へ

大菩薩嶺の稜線
大菩薩嶺の稜線

大菩薩嶺登山のハイライトはやはりこの稜線歩きだ。雷岩から大菩薩峠までの区間は視界が開けており富士山と南アルプスを眺めながら歩くことができる。道も歩きやすく、天空の遊歩道といったところか。

大菩薩峠から登って来る人も多いが、個人的には富士山を背に向けて歩くことになるので、何度も言っているが唐松尾根から登って大菩薩峠へ降りるルートをとったほうがおすすめである。

稜線の道
稜線の道

稜線を歩いているとまずは賽の河原にある避難小屋が見えてくる。雷岩から避難小屋までゆっくり歩いて30分ほどだ。

大菩薩湖と富士山
大菩薩湖と富士山

青空と白く冠雪した富士山を眺めながら歩く。

親不知の頭から望む南アルプス
親不知ノ頭から望む南アルプス

賽の河原の避難小屋の先の丘を登ると親不知ノ頭と呼ばれる眺望地に着く。ここは稜線から菱側に少し突き出た場所があり眺望が良い。また、少し南に下ると丹沢や奥多摩方面の眺望が見られる。

この場所は大菩薩峠にある介山荘に宿泊された方が富士山を眺めに来るのにちょうどよい場所。スペースも広いので、山を眺めながら昼食をとったりコーヒーブレイクしたりとのんびり過ごすのにもよい場所だ。

多摩方面を眺める

親不知ノ頭標識から少し南に下ると東側が見える展望地がある。今回のコースではほぼ唯一の東側展望地。奥多摩や丹沢方面が眺められる。結構遠いので山座同定が難しい。上の写真で正面に見える山はたぶん三頭山ではないかと思う。

大菩薩峠と介山荘
大菩薩峠と介山荘

奥多摩方面の展望地から大菩薩峠まで5分ほど。

介山荘は売店もあり宿泊もできる山小屋。大菩薩峠は上日川峠から1~1.5時間ほどで登って来られる場所なので、利用されるのは甲斐大和まで(あるいは甲斐大和から)縦走をされるような方なのだろうと思うけど、どうなのだろう。日の出日の入りの景色を見るために泊まられる方もいるのかな。

大菩薩峠から来た道を見返す
大菩薩峠から来た道を見返す

上日川峠へ戻る

大菩薩峠のコース図
大菩薩峠のコース図

この山域は結構いろいろなコースがある。丸川から登る道は標高差も1000mほどあるようなのでなかなか歩き買いがありそうだ。まだ歩いたことがないのでそのうち来てみたい。

青空を見上げる
青空を見上げる

介山荘周辺は結構鹿が多い。前回来た時もたくさんの鹿にあったが、この日も鹿に遭遇。

森にさす日の光
森にさす日の光

介山荘からの下りはジムニーなら余裕で登って来れそうな整備された登山道。勾配も緩やかで歩きやすい。周りを眺めながら歩いていると、苔むした森に日が差しているのを発見。いい感じでした。

雲隠れする富士山
雲隠れする富士山

介山荘からの道はあまり眺望が良くない。たまに富士山が木の枝の向こうに見える程度。こんな道を歩きながら面白そうな被写体を探すのも短時間なら意外と楽しい。

福ちゃん荘までゆっくり歩いて40分程度。勝縁荘という今は営業をしていない山小屋まで降りると少し登りがあるけど基本的には下り基調の道。福ちゃん荘まで降りれば上日川峠まで15分。帰りは結構あっさりと歩き終わってしまった。

大菩薩嶺登山口
大菩薩嶺登山口

夫婦で登山 大菩薩嶺動画

主な撮影機材

その他奥秩父レポ

テント泊で大菩薩嶺へ。そして日本一名前の長い山牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ

テント泊で百名山を一気に2座ゲット。金峰山と瑞牆山

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