登山でダイエット!どうして半年で10kgも痩せたのか

私が登山を始めたのは、高い山からの絶景を撮りたいからです。もともと、学校を卒業して以降大した運動もせずに過ごしていたのでブクブク太っておりました。大学を卒業時の体重は55kg程だったのですが、登山を始める前には80kgに達しておりました。
ところが、登山を始めて半年ほどで70kgまで減量し、現在では66kg程になっております。厚着をしても隠しようのない出っ張ったお腹も綺麗に引っ込み、軽く腹筋が割れてきております。
痩せようとは思っていなかった
もともと始めも今も痩せようと思って登山をしていたわけではないので、食事規制等は一切しておりません。ビールも飲めばお菓子も食べます。もちろん暴飲暴食をしているわけではく、普通の食生活をおくっております。無理をして痩せてないので現在もリバウンドの気配はありません。登山を続けている限りリバウンドはないかなと思っております。
どうして痩せてしまったのか
どうして瘦せてしまったのかと考えると、やはり登山の運動強度が高いからだと思います。
スポーツのエネルギー消費量を計算するときはMETSという単位で表示されます。安静時の消費量を1METSとして表示します。
通常の散歩と、登山のMETSは下記の表のとおりです。
活動内容 | METS |
歩行 4.0km/h、平らで硬い地面 | 3.0 |
歩行 山を登る:荷物なし | 6.3 |
歩行 0-4.1kgの荷物をもって山を登る | 6.5 |
歩行 4.5-9.1kgの荷物をもって山を登る | 7.3 |
歩行 9.5-19.1kgの荷物をもって山を登る | 8.3 |
歩行 19.1kg以上の荷物をもって山を登る | 9.0 |
※出典 (独)国立健康・栄養研究所 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』より抜粋
山歩きは登る山にもよりますが、日帰りの一般的な登山でも6METS以上、本格的な山に登れば8METS以上になります。
また、登山の特徴として非常に長い時間、体に負荷をかけ続けるスポーツであるというところです。これほど活動時間が長いスポーツは他にはなく、これが他のスポーツと大きく違う特徴であり、消費カロリーが多くなる要因となっております。
消費カロリーは
消費カロリー(kcal)=METS×体重(kg)×時間(h)×1.05
で計算でしますので、登山を始めた当初の私が、一般的な日帰り登山(荷物重量は8kg程度)で8時間歩いたとすると、消費カロリーは
7.3METS×80kg×8h×1.05=4,906kcal
となります。
私が平泳ぎで2時間泳ぎ続けたとすると、平泳ぎの消費量は10METSとのことですので、
10METS×80kg×2h×1.05=1,680kcal
登山が如何にカロリーを消費するスポーツであるかがわかると思います。
2時間水の中をひたすらストイックに泳ぎ続けるより、景色を楽しみながら一日歩く登山の方が圧倒的にカロリーを消費するのです。
近所の里山 2月
私は月に概ね2から4座の登山をしております。この登山と、規則正しい食事(といっても9時以降はなるべく食べないだけですが)だけで半年で10kg減量してしまいました。
現在ではもっと山での行動時間を延ばせるように筋トレをしております。体重は現在66kgで、以前のようなペースで減量しておりませんが、これは筋肉量の増加と体にある脂肪の量が減ったからだと思います。家にあるタニタの体重計では当初は体脂肪率25%以上ありましたが、現在では16%前後です。山登りにはちょうどいいくらいの体脂肪率なのかなと思っております。
登山はきつい。けど楽しい
登山をすれば自然を楽しみならが健康的に痩せられます
新緑の中、あるいは紅葉に燃える森の中を歩き自然を感じる。澄んだ清々しい空気を胸いっぱいに吸い込みながら深呼吸。山登りはとっても気持ちがいいです。
恵那山の紅葉と熊笹 10月
もちろん上記のように登山は運動強度の高いスポーツです。急峻な山道や岩登り、砂に足を捉われながらの登り等非常に体に負荷のかかる場面が多々あります。息を荒げ、強く高まる心臓の鼓動を感じ、疲労で乳酸のたまった足腰に鞭を打ちながら山頂を目指す登山は正直きついです。しかし、それを乗り越えて目の当たりにできる景色、山頂を制覇する達成感は何物にも代えられません。登山を終えて、下山すると、目的を達成した満足感でしんどかった事は忘れてしまいます^^;)こうやって登山をしている皆さんははまっていってしまっているんだと思います。
自分のペースでできるスポーツ
登山はどの山をどう登るのか。どのくらい時間をかけて歩くのか。近所の里山散策から北アルプスの縦走まで、どんな登山をするかはすべて自由です。もちろん、周囲に心配や迷惑をかけるような事はいけませんが、自分の体力や時間に合わせていかようにもできるのが登山の魅力のひとつです。自分の体力に合わせた計画を立てて大いに登山を楽しみましょう。
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