Let's enjoy climbing and photo

撮った写真に無数のゴミが・・・ センサークリーニングをやってみました。 

 
この記事を書いている人 - WRITER -

先日行った王岳、鬼ヶ岳登山はピンカンの晴天。雲一つない青空の下の富士山を撮ってご機嫌でした。家に帰ってから早速現像してみると・・・

一杯に絞って撮影した画像に無数の黒いゴミが写っている!黒いゴミが青空を飛び交う虫のように無数に写り込んでおりました…。

他の写真もチェックしたところ、みんなゴミが写っていました…。とりあえず今回は画像処理でゴミを取りました。しかし、これだけたくさん写り込んでいるとゴミもとりきれないですし、今後支障をきたすのでセンサーを掃除することにしました。

センサーの掃除はできるなら最寄りのメーカーサービスセンター等でやってもらうのがよいのですが、残念ながら私が在住している近隣ではそのようなところはありません。セルフでセンサー掃除をする方法は、他のサイトで紹介されているので、同じ方法でやってみることにしました。作業としてはアルコールでセンサーを拭き掃除をします。これをする上でいろいろと気を付けなければならないことがあります。

まず、揃えたものはこちらです。

無水エタノール

綿棒

エタノールは薬局に行くと消毒用等でいろいろ売っておりますが、エタノールの含有量が商品によって違います。なるべくすぐに乾いてほしいので、無水タイプ(含有量99.5%以上等記載のもの)を選びましょう。

作業はなるべくホコリの少ない場所で作業をすることが肝心。ミラーアップしてセンサー剥き出しの状態で作業をしますので、舞ったホコリがセンサーに付着してしまうと余計に汚れてしまいます。また、センサーの状態が目視しやすいように明るいところで作業をしたいですね。

センサー掃除をする前には、カメラ本体もよく清掃しておきましょう。特にマウント周辺のホコリ落としはしっかり。準備が整ったらカメラの設定画面でクリーニングミラーアップを選択(呼名はメーカーによると思います)します。この時にバッテリーはしっかり充電をしておきましょう。D7200の場合、バッテリーの充電が少ないと、ミラーアップクリーニングが起動できません。これは、作業中にバッテリー切れでミラーが下りて破損することを防ぐためですが、機種によってはこの防止機能がないかもしれません。ミラーアップ作業の前に充電量を確認することを忘れないようにしてください。

クリーニングミラーアップ

クリーニングミラーアップを起動して、ミラーが上がったらレンズを外します。そうしたら、センサー部を下に向けてブロアーでホコリを飛ばします。カメラを上に向けていると、吹き飛んだゴミがまたセンサーに落ちたり、違うホコリが付着しやすくなります。下に向けて作業をすれば、再付着等を防ぎやすくなります。

次に、カメラを上に向けて無水エタノールを浸した綿棒で端から順番に優しく全面を拭いていきます。綿棒や無水エタノールはゴミが入らないように開けたらすぐに蓋を閉めるようにしましょう。

センサーの全面をエタノールで拭いたら、ミラーを落としましょう。綿棒を挟んで破損させないように注意。ミラーが落ちたらついでにミラーとマウントもエタノールで拭いておきます。

これで作業は完了です。あとは綺麗になったかを確認します。

確認用の撮影方法は、

  1. 絞りを一番絞る。(F値最大)
  2. ISOは一番低く。(なるべく高画質で)
  3. ピントは∞。

これで青空や白い壁、白いコピー用紙等均一で色が薄いものを撮影すればセンサーに付着したゴミが見やすくなります。

次が実際にクリーニング作業前後の画像です。

クリーニング前

クリーニング後

画像は、全体の一部をトリミングしたものです。すっかりきれいになりました。クリーニング前画像上に白くもやっと映っているのはゴミではなく雲です。撮影した時に入ってしまいました。

私の場合、山での撮影が多く現場でレンズ交換をするので、どうしてもセンサー汚れは避けられません。自分でセンサーを掃除できれば常にベターな状態で撮影できるのでいいですね。

今回の作業で参考にさせていただいたサイトはこちらです。

引用 Wise Cameraさん

カメラ・写真に関していろいろと参考にさせていただいているサイトです。私と同じNikonD7200も使われているので、作業実績がある面では安心できました。

センサークリーニングをユーザーが実施することについてメーカーは推奨しておりません。私自身もあくまで自己責任で作業をしております。この記事を見られて作業をされる方もくれぐれも自己責任で行ってください。

では。
登山をする人にはお馴染みの好日山荘の通販リンクです。登山用品を豊富に取り揃えているので、『こんなのがあったらいいな』と思うようなことがあればチェックしてみてください。期待以上の商品が見つかるかも。



この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. 齊藤 より:

    記事上にある「確認用の撮影方法」の絞りについて、これは絞りを開放しないとですよ。

trekking-photo へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 登山を楽しもう , 2017 All Rights Reserved.