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富士山を眺める登山 三ツ峠山から黒岳までグルッと周回

2020/05/03
 
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富士山を見に三ツ峠山と御坂山系へ行ってきました。
三ツ峠山は以前より行ってみたいと思っていた山ですが、なかなかチャンスがなく行けていませんでした。車移動での登山がメインであるので、基本的に周回できるコースを選んで登っております。三ツ峠山は登り道がいくつかありますが、周回コースで登るのがやりにくく遠方でもあるので行きにくいと思っておりました。
今回はGWで時間もとれるので、思い切って黒岳の方まで周回をするコースで行ってみることにしました。距離も長く登り返しが大変そうですが、いざとなればエスケープルートがたくさんあるので何とかなるだろうと^^;)
ルートは河口浅間神社から三ツ峠山へ登り、御坂の三ツ峠山登山口まで一旦降りて、天下茶屋の御坂山登山口から黒岳へ向けて登り返し、御坂山⇒黒岳⇒破風山と縦走をして新道峠から下山というコースで歩きました。

河口浅間神社⇒三ツ峠山

 

河口浅間神社前の駐車場に停めさせていただきました。綺麗なトイレもある無料の駐車場です。大型を停めるスペースが多く取ってあるので、小型用の駐車場は10台程度でしょうか。敷地は大きいので、参拝客等多いときは敷地の端に停めたりしているかもしれません。この日はAM5:00前ですでに数台停まっておりました。

河口浅間神社前駐車場

登山口は、信号を渡って山の方へ行きます。道なりに歩いていくと浅間神社の裏側を左に見ながら歩くようになります。そのまま真っすぐ坂を上っていくと、登山者と工事車両のみ通行可の看板が出てきます。工事現場の横を通りながら登りますので、平日に登山される方は工事車両に注意が必要ですね。

このコースを登っていくと、母の白滝という滝に当たります。この滝の近くまで来るまで上がってこられる道があるようですので、遅い時間になれば観光客もいらっしゃるかもしれませんね。

母の白滝

母の白滝からは急登になっていきます。木段で整備された道になっておりますので安心して登っていけます。しかし、階段上りは脚を上げないといけないので疲れますね。個人的にはあまり好きではありません^^;)しばらく登ると鉄塔が現れます。鉄塔から先は林道と登山道が交差しながら歩く道になります。標識がしっかり立っておりますので、林道から登山道へ入るところは分かりやすいですが、そのまま林道を上がってしまっても到着するところは同じなので大丈夫です。遠回りになりますが。

しばらく登ると黄色いゲートに当たります。ゲートを越えた林道の向かいに三ツ峠山登山道があります。ここまで来てやっと富士山のビューポイントが現れます。

三ツ峠山登山道からの富士山

ここからの山道は木無山まではこれまでのように木段等の整備が行き届いておりません。よくある山道になります。今までに増して急登になるので頑張って登りましょう。道は明瞭なので迷うことはないと思います。

木無山まで登ると、草原が現れます。草原の向こうに富士山が見えて綺麗です。

木無山からの富士山

ここからは四季楽園という山小屋までほとんど平坦な道を歩いていきます。四季楽園から三ツ峠山山頂までは少し登って10分程で到着です。山頂への道は整備中の模様で、途中までの木段は古く一部崩壊しておりますが、山頂付近から降りてきている階段は新しく砂利でしっかり作ってありました。この日はAM8:00前に山頂に着きましたが、数人の登山者しか会いませんでした。人気の三ツ峠山も朝は静かですね。

山頂からの眺望は南は富士山、西は本栖湖から南アルプス、北は甲府市から南アルプスが見えました。天気は良かったのですが結構霞んでいて南アルプスはあまりよく見えませんでした。冬場に登ってくれば、南アルプスから八ヶ岳まで綺麗に見えるのではないでしょうか。登ってきた甲斐のある眺望ですね。

三ツ峠山標識

甲府市と南アルプス

西側の眺望

  • 山行距離5.72km(ログデータ)
  • 標高差939m(ログデータ)
  • 標準タイム3時間40分(山と高原地図より)

三ツ峠山⇒天下茶屋

三ツ峠山からの下山道はいくつかあります。河口湖駅へ降りるルート、三つ峠駅へ降りるルート、御坂の金ヶ窪登山口へ降りるルート、そして登ってきた浅間神社へのルートが主でしょうか。河口湖駅からのルートは、ロープウェイのそばを通りながら長い尾根を登るコースになります。下山で使えばずっと富士山を正面に見ながら歩くようになりますね。ヤマレコのレコを見ていると、このコースで登ってこられる方が一番多いようです。三つ峠駅へのルートは急のようですね。山頂付近の屏風岩はロッククライミングの名所だそうです。ここから登られる方も多いですね。河口湖駅から三つ峠駅まで電車で移動して、このコースで登ってからロープウェイへ降りるルートで戻る人も多いですね。

今回下ったルートは、御坂峠方面からの金ヶ窪登山口です。ここからの登りは緩やかな登りで、山頂まで車で行ける(とはいえバリバリの四駆でですが)ような林道コースになっております。当然道も明瞭で危険個所もなく、標高差も少ない一番登りやすいコースです。山頂からは、四季楽園の裏にある道を下っていったら小一時間で登山口まで降りられました。これから三ツ峠山に登る登山者と多数すれ違いました。子供連れの登山者も多かったですね。

登山口の駐車場は結構な台数がとめられます。登山口周りと、少し下ったところに点在するちょっとしたの駐車スペースを入れれば40台程度は停められるのではないでしょうか。登山口入り口にはバス停もありますので、駅からバスでここまで来て登るというのもいいと思います。

これから登られる方を見送りながら自分は舗装道路を御坂峠へ登り、天下茶屋を目指しました。バス停から30分程歩くと天下茶屋です。交通量の少ない道ですが、歩道が整備されているわけではないので注意して登りました。

天下茶屋

駐車場の後ろに公衆トイレもあります。店が大きい割には駐車スペースが少ないので、店舗前の路肩に車を停められている方も多かったですね。店の道向かいにベンチも設置されており、ここからも富士山がよく見えます。

  • 山行距離5.07km(ログデータ)
  • 標高差546m(三ツ峠山⇒三つ峠登山口バス停)
  • 標準タイム1時間44分(山と高原地図より)

御坂山登山口⇒新道峠

登山口からトンネル上の稜線に出るまでは階段も整備されております。150m程標高を上げると御坂峠稜線に出ます。あとは山道を歩いて御坂山へ向かいます。山道は明瞭で歩きやすいですが、結構小さなアップダウンがあります。三ツ峠山に登った後の登り返しになるので結構疲れていて足が進みませんでした。途中の道はところどころで眺望が開け、富士山もよく見えました。

御坂峠から1.2km程歩くと御坂山山頂です。眺望がイマイチですが広いので休憩にはよいですね。ここから1.3km程進むと御坂茶屋跡があり、ここの広場は下が芝生のようになっており快適です。もうちょっと頑張ってここまで来てから休憩するのもいいですね。

御坂茶屋跡

御坂茶屋から黒岳山頂までは1.6km程です。半分ほど進むと急登になってきます。痩せ尾根もあり、段差が大きいところも少しありますのできつくなりますが、山頂までの距離はあまりありません。山頂付近まで来るとなだらかになります。山頂は標識のみで眺望はありませんが、少し南に降りたところに展望所があります。眺望所は狭く、登山者も多いので若干混みあっていました。

黒岳展望所からの眺望

黒岳展望所からの下山道もあり、ここから登ってこられる方も多いようです。ここから降りると、久保田一竹美術館あたりに降りられるようです。

次の破風山までは1.2km程でほぼ下りになります。黒岳からすずらん峠までの下りは急で他の登山者も割と登ってこられます。山道に石が結構あるので落とさないように注意ですね。

すずらん峠から破風山はなだらかな登り。破風山から新道峠まではなだらかな下りです。破風山を越えると展望所が2カ所あります。手前の展望所にはライブビューカメラが設置されており、自撮り用のカメラスタンドも置かれておりました。富士山と河口湖が非常にきれいに見えるところです。せっかくなので自撮りしたのがタイトルが画像です^^;)新道峠にもカメラスタンドがあります。こちらでも撮影をどうぞ。

新道展望所から

  • 山行距離6.76km(ログデータ)
  • 標高差482m(天下茶屋⇒黒岳)
  • 標準タイム3時間50分(山と高原地図より)

新道峠⇒河口浅間神社駐車場

新道峠からの下山は九十九折れの長い下りになります。杉林の中をひたすら下っていき、下を見ても先が見えず延々と降りていきます。

九十九折れが終わるとまっすぐ降りる山道になるのですが、たくさんの杉にビニールひもが巻かれており、道の印だと思って伝っていくとおかしなところに行ってしまいます。しっかり踏み跡をたどって降りなければいけません。峠から30分程下ると、登山口に出ます。登山口からは林道になり、しばらく歩くと舗装道路になり別荘地に入ります。後は河口湖湖岸の大石公園までほぼ真っすぐです。富士山を眺めながらの散歩になります。

新道峠登山口

  • 山行距離5.2km(新道峠⇒大石公園 ログデータ)
  • 標高差733m(新道峠⇒大石公園 ログデータ)
  • 標準タイム1時間35分(新道峠⇒大石公園 山と高原地図より)

大石公園から駐車場までは、湖岸の遊歩道を通り、久保田一竹美術館の前を通って帰りました。距離は約3km。40分の散歩でした。

今回はロングコースで登り返しもありバテバテの山行になりました。きちんと自分の体力に合わせた計画と立てないと遭難の原因になります。とはいえ、多少体力を使う山行計画にしないといつまで経っても長い距離が歩けるようになりませんので難しいところですね。

登山の訓練は登山でしかできないといいます。日ごろの筋トレやウォーキング、ランニングはするとしても、やっぱり実際に荷物を担いで登らないと山を歩けるようになりません。山行時は若干無理をした計画を組みたいのですが、家族や周りに迷惑をかけないようにしないといけないですね。

今回の山行記録

出発時刻/高度: 05:11 / 849m
到着時刻/高度: 15:56 / 849m
合計時間: 10時間38分 (山行8時間44分 休憩1時間54分)
合計距離: 25.77km
最高点の標高: 1785m
最低点の標高: 830m
累積標高(上り): 2045m
累積標高(下り): 2056m
消費カロリー: 4,535kcal(体重68kg 荷物重量12kg)
ログ: GARMIN62S
撮影: Nikon D7200 AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G F-S DX NIKKOR 55-200mm F4-5.6G ED VR II

 

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