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初テン泊してきました。テント泊装備について思ったこと

 
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ネットでテント泊に必要なものを検索すれば、いろいろなサイトでたくさん紹介されております。テントにシェラフに食料等日帰りにはない装備がいろいろと必要になります。実際に自分がテン泊をする際に参考にさせていただいたのですが、記載されているような装備は結構理想的な内容が多く、初めてテン泊をする人にはなかなか装備をそろえるのには資金面で敷居が高いと感じておりました。

今回はどうしても必要な大型のザックだけは購入しましたが、あとは家族でキャンプをするときに使う装備を利用しました。登山用のものと比較するとサイズ、性能共に劣るのですが、夏場での比較的標高の低いところでなら問題ないと考えました。

初テン泊に選んだ山

手持ち装備でテン泊可能なテン場として、奥秩父で百名山の金峰山・瑞牆山の二座を一度に狙える富士見平に決めました。

ここは駐車場のある瑞牆山荘から標高差300m程度で、小一時間あれば十分登れる山道であり、標高も1800mくらい。大型ザックでの登山の感覚を知るのにちょうどよいし、5月後半であれば夜間も氷点下になることはありません。山小屋では食料も販売されており、水場も近くにあるのでテン泊初心者にはうってつけの場所です。

持って行った装備について

善は急げではないですが、手持ち装備で早速テン泊してきましたので、持って行った装備のレポしたいと思います。

基本装備

大型ザック

先日購入したmont-bell trekkingpack80

今回の装備重量は外付けをしたカメラ三脚を入れて20.5kgでした。部屋でパッキングしていると綺麗に収まったのですが、テン場で撤収した時は結構ギリギリ。前日に降雨があり、たたむテントを地面に広げられなかったので、来た時と同じパッキングが出来なかったのが原因。でも容量的には80リットルで十分だと思いました。ザックの背負い心地については、他の大型ザックがわからないので比較はできませんが、いつも使用しているオスプレイケストレル38よりも背中にしっくりと来ました。背中にフレームが入っており、これを体の線に合わせて調整することによってフィットさせるようになっているのがよかったのかも。幕営後に必要なものだけ詰めて山頂に向かったのですが、やはり容量が大きいので中味がある程度詰まっていないとザックの中で装備が動いて少々歩きにくく感じました。ベルトを締めて中味が動きにくいように潰して使ったのですが、やはり大は小を兼ねないのかな。また、ザック自体の重量も2.3kgと重いので、やはり山頂アタック用にサブザックが欲しいかなと思いました。

テント

mont-bellステラリッジテント1型です。

狭いから買い替えるということで知り合いから譲っていただいたものですが、確かに狭かったですね。ザックを置くと寝るスペースを取るのがやっとです。就寝時には荷物をザックに詰めておかないと寝られません。しかし、その分コンパクトで軽いのでこれはこれでよいかなと思いました。設営、片付けも簡単で楽です。フライシートとセットのものを購入しましょう。また、専用のグラウンドシートも併せて買っておくとよいかと思います。

シェラフ

いつも家族キャンプで使用しているBearsRock MX-604です。

ネットで3,000円台で販売している安いものですが、夏場であれば問題なく使用できます。袋のサイズが大きく、ケストレル38に入れると容量の半分近くを潰されてしまう大きさですが、トレッキングパック80なら楽に入ります。COMFORT8℃(快適に使える温度)と高いですが、夏場の2000m以下なら使用可能だと思います(海抜0mの温度が20℃ならば、海抜2000mで8℃)。今回の山行では、夜寒さに震えることなく快適に使えました。でも、なるべく荷物はコンパクトにしたいのでできればそのうち登山用のものを購入したいですね。

マット

広げて弁を開けると膨らむものです。メーカー不詳。

コンパクトになってよいですね。簡単に使えて非常に便利です。折り畳み式のマットを使われる人も多いですが、ザックの外に着けられている人も多いので山行中の邪魔になります。重量的には少し重いのが難点ですが、折り畳み式マットよりはこちらの方がいいかなと思いました。巻式のマットであれば、ザック内で広げて保護材代わりに使えるのでよりよいのではと思いました。

次回は省こうと思ったもの

調理道具,食材は好みで

悩んだのが食料です。アルファ米はコンパクトで便利ですが結構高価。そこで手軽に作れて、いざというときそのままでも食べられるチキンラーメンを持っていきました。また、調理道具としてフライパンやバーナー、コッフェルを持っていきました。一泊だけならまだよいですが、二泊三泊となるとこのパターンは結構かさばるので、やはりアルファ米等お湯を入れてすぐ食べられるものとコッフェルがよいですね。フライパンは直径20cmの小さなものを持っていきましたがかなり邪魔でした…。また、テン場でドリップコーヒーを飲むのがうまそうだと思って持っていきましたが、ゴミがかさばるので今度はやめておこうと思いました。小さい瓶のインスタントコーヒーがいいですね。料理が得意な人、好きな人はいろいろ持っていかれるのでしょうが私は軽量簡単な方がよいです。

防寒着は季節に応じて

金峰山の山頂は約2600mとかなり高い山です。平地との温度差は16℃前後。真夏でも涼しく、森林限界を超えていることもあり強風にさらされることも多いと思います。風速1mで体感温度が1℃下がるといわれているので、夏の暑い時期でも天候状況によってはかなり寒くなる可能性があります。そこで、防寒着としてダウンジャケットとソフトシェルを持って行ったのですが、結果的には全く使用しませんでした。

非常用にダウンジャケットは必要としても、ソフトシェルはもう秋口までいらないなと思いました。着替えや防寒着は結構かさばりますので、減らして問題がないならばそのようにしたいと思っております。

持って行って便利だったもの

サンダル

クロックスのサンダルを持っていきました。

テン場でもずっと登山靴で過ごすのはしんどいので用意しました。楽でよいですが虫に刺される等もありますので履きやすい靴を持って行ってもよいかもしれません。

行動食は食べやすい形態に。

行動食を今回は柿ピーにしてみました。今まではチョコや飴が多かったのですが、包みがゴミになるのが気になっていました。今回は柿ピーを100円ショップで購入した樹脂製瓶に入れて、水分と同じように摂取できるようにしました。

行動しながらエネルギー補給ができるので、非常に便利になりました。カロリーメイトは休憩時用、朝食用として用意しました。体のエネルギー補給にはカロリーメイトは効果的です。

その他持参品

他に持って行ったものは下記のようなものでした。

水、雨具、シート、ゴミ袋、トイレットペーパー、カップ、チェーンスパイク、ゲイター、GPS、下着着替え、レインダンサー、カメラ、交換レンズ、カメラ掃除道具、タオル、コッフェル、バーナー、予備電池、予備靴紐、ビバークシート、ヘッドライト、コンパス、地図、笛、熊鈴、筆記用具、ライター、救急セット。

ズボンの着替えも余裕があれば持っていきたいと思いました。

20kg以上を担いで長時間山行は厳しいので、目標15kgを狙って軽量化を図っていきたいと思います。

 

 

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