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登山を始めるのに必要な装備。何から揃えればよいのか。

2017/03/30
 
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登山を始めようと思った時に、何から揃えればよいのか迷うものです。

何から揃えればよいのか、周囲の経験者やネットからの情報を頼りにいろいろ調べていくと必要なものが非常に多いことが分かります。登山用ウェアや登山靴、レインウェア、ザックに地図にコンパス等々、登山をするときに必要と言われるものをとても一度には揃えられません。

登山を始められる方がいきなり北アルプスや南アルプスに登るということは少ないと思います。まずは近郊の低山から始められるのがよいです。交通アクセスも良く、コースも歩きやすい近隣の登山者からの人気の山がよいと思います。関東近郊であれば高尾山や丹沢系の大山が有名ですね。

このような山から始められれば、高価な登山装備も必要なく、ウェアは普段着や手持ちのスポーツウェアで代用が可能ですし、靴も登山靴にこだわらずにとりあえず手持ちのスポーツシューズで代用が可能です。ザックも手持ちのリュックサックで十分だと思います。

登山ウェアは重ね着が基本

登山におけるウェアは基本的に重ね着をして、必要に応じて脱いだり着たりをして温度調節をしながら行動します。登山は運動強度の高いスポーツですので、行動中の発熱量は多いです。私の場合ですが、冬山(無雪低山)でも行動中はアンダーウェアとフリースの2枚で登っていることが多いです。冬の普段着なら、シャツやセーターを着こんでダウン等を羽織って外を歩きますよね。登山ではそれらからかけ離れた服装で、氷点下前後の山道を歩いております。登山をするとそれだけ暑くなるということですね。ですので、重ね着をして体温調整を簡単にできるようするのが登山着の基本となります。「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウター」の3つのレイヤーを基本として登山のステージに応じて様々なウェアを組み合わせます。

また、登山着に求められる機能があるわけで、ベースレイヤーとなるアンダーウェアには速乾性と保温性が求められ、その上に着るミドルウェアには保温性を確保しながらウェア内が蒸れないように透湿性も必要になります。アウターは雨風から体を守る機能が必要です。

私の初登山での経験

私の場合、初めて登山をした時はこのようなことも考えずに(知らずに)12月の寒い日に普段着ている綿のシャツにフリース。上には薄手のダウンジャケットを着てリュックサックを背負って近場の山に(標高500m弱)一人で登りました。

登り始めると、すぐに暑くなってとてもダウンジャケットなど着ていられなくなりすぐに脱いでしまいました。相当量の汗をかいて、濡れた下着が肌にベッタリとくっついて不快な感触に。尾根まで出ると冷たい風が吹き付けてきて、濡れた下着が冷えて一気に体温を奪われてものすごく寒い思いをしました。ミドルで着ていたフリースは保温性と透湿性が優れておりますが、風は良く通すので風が吹くと一気に寒くなります。急いでダウンジャケットを羽織ったのですが、初登山から服装の重要さを身をもって体験できたのは良かったですね。

そんなことで、代用の話に戻りますが私的には一番最初に用意するものはアンダーウェアだと思っております。初登山の経験で、速攻で登山用のアンダーウェアを購入しました。しかし結構高価なので何枚も買えませんので、代用品として作業着屋さんで販売している速乾性シャツも使用しております。保温性や肌触り、速乾性等機能的に専用品には遠く及びませんが、冬以外では意外と使えるので低山ハイクでは使っています。値段も1/5くらいで買えますしね。ちなみに私が使っているアンダーウェアはこれです。

モンベルジオラインラウンドネックシャツM.W.Men’sWomen’s

肌触りもよく、冬に着るとこれだけで結構暖かいのですが、夏に着ても特に暑くありません。汗をかいてもベタつかず快適です。厳冬期雪山以外であればオールシーズンで使えると思います。アンダーウェアは是非ともしっかりしたものを用意したいです。

次にミドルウェアですが、保温性と伸縮性のあるものがよいです。フリース素材の保温性があるものがよいと思います。私もいつもフリースを着ております。登山用のものも着るのですが、これまた代用品としてユニ〇ロ等で購入したフリースも使用しております。登山用のものと比べると透湿性等やや及ばないですが、結構問題なく使えております。私が使っているのがこれ。ですが、ユ〇クロフリースも結構使っております。

モンベルシャミースプルオーバーMen’sWomen’s

アウターは登る山の季節やレベルで全然違うのですが、今回は初めての登山ということで低山を想定しているので、高機能なものは必要ありません。ミドルで使うフリースは風に弱いので、ウインドブレーカー系のものがよいかと思います。実は私はウインドブレーカーを持っておらず、アウターのソフトシェルで風対策をしております。気温によってはミドルで着ていたフリースを脱いでアンダーとソフトシェルにしたりと面倒なので、薄手で軽量なウインドブレーカーが欲しいと思っております。こんなのが欲しいなと思っております。

EXライト ウインドパーカ

登山は行動中は発熱をして暑いですが、休憩をすると途端に寒くなります。休憩中に保温のために羽織れる軽量のダウンジャケットを持って行くことをお勧めします。ちなみにここでも私は〇ニクロのウルトラライトダウンジャケットをザックに忍ばせております。

重要なレインウェア

天気が良い日にしか登山をしないからなくてもよいのではと思うかもしれません。しかし、誰でも一度は耳にしたことがあると思いますが、「山の天気はすぐにかわる」のです。実際に私もよく経験をしております。朝は雲一つない晴天だったのに、山の稜線に上がったとたんに雲に包まれて視界がなくなるとか、登っていると雪がちらついてきているのに下界を見下ろすと街は晴れている等。よくある話です。山頂で急な雨に降られると当然濡れてしまいます。標高が高いところは基本的に気温が低いので、濡れた服で一気に体温が奪われて低体温症に陥る事があります。登る山が例え低山としても、普段の生活とはかけ離れた自然の中に身を置くわけであります。身を守るためにもレインウェアの携行は必須です。とはいえ、これについては代用品がなかなかないのです。普通のカッパは蒸れるので登山では使えません。雨で濡れなくても汗で濡れてしまいますので。撥水性と透湿性に優れたゴアテックスという素材のレインウェアが主流です。冬以外でしたらアウターとしても使えますので、ここだけは代用品なしで購入することをお勧めします。私の持っているのはこれです。

モンベルレインダンサージャケットパンツ

徐々にですがなるべく良いものを揃えていきたいですね。ちなみに私はmontbellばかり使っておりますが、別に回し者ではありません。日本の老舗できちんとしたものを揃えており、他の専門メーカーと比較して非常に購入しやすい価格設定になっていると思います。でも、マムートやパタゴニアなどは上級者の方がこぞって使っているのでいいのでしょうね。

初めから高機能なものは必要ありません。登るステージに応じて徐々に揃えていけばよいので、アンダーウェア、レインウェア、登山靴、ザックと本当に重要なものから徐々に揃えていきましょう。

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