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紅葉狩りに 日本三百名山 高塚山へ登山してきました。 

2020/05/03
 
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静岡県にある高塚山は日本三百名山の一つです。近隣には人気の絶景スポット寸又峡があり、秋には山が紅葉で赤や黄色に美しく染まる山域です。また、シロヤシオの群生地でもあり春先には蕎麦粒山から高塚山までの登山道沿いに多く見られます。
日本三百名山なので、グレートトラバース3の田中陽希さんもそのうち来られますね。先日インスタでフォローしている方が燕山荘でお会いしたそうで、うまくタイミングが合えば私も山でお会いしたいものです。
話が脱線してしまいましたが・・・今回は山犬段から蕎麦粒山経由で高塚山までピストンをしました。紅葉のピークは少し過ぎておりましたが、それでも赤や黄色に染まった森の散策は気持ちが良かったですね。時々小雨がパラつくあいにくの天気でしたが、しっとりした森の雰囲気もまた悪くないものです。
危険なところもない明瞭なルートなので、手軽でいい山ですよ。

コース

登山口

川根本町の出光石油ガソリンスタンド手前から大札山へ向けて登っていきます。落石もある道ですので少々注意が必要です。7,8km登ると大札山駐車場に到着します。ちなみに、大札山も紅葉が綺麗な山ですよ。駐車場から30分程度で登れて、富士山をはじめ東側の山々がよく見える眺望のよい山頂です。お勧めです。
大札山駐車場からは未舗装の道。途中が工事中ですので注意が必要です。また、道が非常に劣悪なので慎重に走らないと底を打ったりパンクの危険もあります。未舗装道路を4km程進むと山犬段です。
駐車場は結構広く、30台程度は駐車可能かと思います。しっかりした避難小屋とトイレも備え付けてありますので便利ですよ。

ルート地図

ルートタイム

山犬段⇒29分⇒蕎麦粒山⇒31分⇒五樽沢のコル⇒38分⇒三合山⇒32分⇒高塚山⇒36分⇒三合山⇒24分⇒五樽沢のコル⇒34分⇒蕎麦粒山⇒18分⇒山犬段

ルートデータ

  • 出発時刻/高度: 09:02 / 1403m
  • 到着時刻/高度: 13:24 / 1403m
  • 合計時間: 4時間22分
  • 合計距離: 11.42km
  • 最高点の標高: 1612m
  • 最低点の標高: 1383m
  • 累積標高(上り): 726m
  • 累積標高(下り): 730m
  • 荷物重量 : MAX9.0kg
  • 消費カロリー : 2,475kcal
  • 消費水分 : 0.4l
  • 摂取カロリー : 約0kcal

持ち物

ザック ストック 登山靴 手袋 帽子 行動食(カロリーメイト6本) 飲料水1.5L(500mlペットボトル×1 1000mlペットボトル×1) 救急セット ヘッドライト 懐中電灯 予備電池(GPS用3セット 懐中電灯用1セット ヘッドライト用3セット) GPS 熊鈴 コンパス 地図 時計 携帯 財布 保険証 筆記用具 一眼レフカメラ(Nikon D7200+TAMRON24-70F2.8G2) ジオライン フリース ズボン 登山靴下 予備紐 ライター ビバークシート カッパ ウインドブレーカー

登山レポ

山犬段⇒蕎麦粒山

山犬段から蕎麦粒山までは標高差が200m程。緩やかな傾斜を登っていく登りやすい登山道です。先月に静岡県で大停電を引き起こした台風24号の爪痕か、登り始めて間もなく結構大きな倒木が登山道をふさいでおりました。すでに倒木の一部が切り落とされて、木を迂回して通れるように整備されておりました。感謝ですね。
紅葉に燃える木々や木の根に生える苔、木の間から見える深南部の山々を見ながらゆっくり登る。

三百名山 黒法師岳と紅葉

三百名山 黒法師岳と紅葉

30分ほどで山頂に到着しました。
山頂は東側が開けていて、天気が良ければ山々の向こうに富士山が見える好展望地。山頂は広く、休憩ベンチもあるので好天であれば丁度良い休憩地。この日は時々小雨が降るあいにくの天気だったので、雲以外何も見えませんでした。

蕎麦粒山⇒五樽沢のコル

蕎麦粒山で少し休憩したのち高塚山方面へ。まずは五樽沢のコルのまで標高差200m程を下る。ルートは明瞭で道を間違えそうな箇所にはペンキで「×」印が書かれているので、まずコースを間違えることはない。
ここの下りはほぼ眺望はないですが、紅葉した木々を眺めながら歩けば退屈はしない。たまに木々の間から見える向かいの山々の紅葉が小雨でかすみながらも綺麗でした。

ヒメシャラの木

ヒメシャラの木

曇り空でやや薄くらい苔生した森は少し怖くも神秘的な雰囲気も醸し出していました。天気が悪いなりに景色は楽しめるものですね。
苔生す森

苔生す森

30分ほど下ると五樽沢のコルに到着。このコルから下の林道に下るルートがあるのですが、林道が崩落しているようで現在通行止めとなっております。ここからは登り返しになるので、ここで休憩する方が多いですね。

五樽沢のコル⇒高塚山

ここからは200m程登り返します。倒木に生える苔を眺めながらゆっくり登っていくと急に植生がかわり笹が現れます。

苔と落葉

苔と落葉

職英の変わり目

植生の変わり目

一面笹に覆われた尾根まで上がると、空が明るくなります。木々がまばらになり眺望も若干良好に。晴れていれば気持ちのよい尾根歩きが出来るこのルートで一押しのポイントです。この日は残念な天気でしたが、霧に霞む山々もまたいいものです。
バラ谷の頭

バラ谷の頭

笹の尾根道

笹の尾根道

三合山山頂にある分岐を高塚山方面へ進むとまもなく下りになります。ここの下りがこのコースで一番道の悪いところ、いわば核心部です。とはいえ普通に歩けば問題ないところです。グッと降りてあとは緩やかに登っていく。道がやや不明瞭になるところがありますが尾根を歩けばよいだけなので特に迷うことはありません。最後に高塚山まで1分の標識が見えれば高塚山山頂に到着です。
高塚山山頂標識

高塚山山頂標識

そして来た道を戻る

山頂は広々としていますが、さほど眺望は良くありません。天気が悪いと退屈なのでさっさと帰路に就く。
帰りも同様の道を歩きますが、復路はまた違う景色が見えて同じ道でも退屈しないものですね。
苔を撮って遊びながら戻りました。

倒木を覆う苔

倒木を覆う苔

苔

蕎麦粒山前後は紅葉がいい感じ。復路の方がいい木が目に付きました。
黄色に染まる

黄色に染まる

秋の山道

秋の山道

赤く色づく

赤く色づく

山犬段からの帰り道。山々を覆う紅葉の木々を眺めるためにしばし車を停める。この山域は本当に紅葉が綺麗。天気が良ければ青い空の下で木々の色が生えただろうなぁなどと思いながらとりあえずシャッターを切ったのでした。

紅葉する山々

紅葉する山々

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