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登山靴の換え時について考えてみた

 
くたびれた登山靴
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みなさんはどのくらいで登山靴を買い替えているのでしょうか。
先日の仙丈ヶ岳登山の後、いつものように登山靴の手入れをしていてふと思いました。
昨年の9月にソールを交換して登ったのが、ちょうど一年前の同日に登った仙丈ヶ岳でした。
あれから一年、ソールの状態を見ると結構減っていて、この調子だと来年また交換が必要かなという状態です。
見た目もだいぶんくたびれてきたので、この靴はあとどのくらい持つのかなと思い調べてみました。

ソール交換の目安

一般的に登山靴のソール交換はアウトソールのみというところが多いようです。
アウトソールとは地面にじかに接するソール。ミッドソールはアウトソールとアッパーをつなぐスポンジのところで、歩行時の衝撃を緩和する機能を持ちます。

アウトソールとミッドソール

アウトソールとミッドソール

ミッドソールはウレタン製が多く、劣化が進むと剥がれたり崩れたりしてしまいます。登山中にソールが剥がれてしまうと歩けなくなってしまうので大変ですね。たまにテープや針金でぐるぐる巻きにして歩いておられる方を見かけますが、出来るだけあのような事態になりたくないですね。
ミッドソールは使用していなくても経年劣化してしまうので、概ね3~5年が寿命の目安のようです。ミッドソールが交換できなければその登山靴は使えませんので、それで寿命を迎えることになります。
革製の重登山靴はミッドソールも交換できるものが多いので長い間使えるものが多いようです。
ナイロン素材を使った軽登山靴(たいていの方がこちらを使っていると思います)はそもそもソールの張替えが出来ないものや、出来てもアウトソールのみという事が多い様子。
登山靴を購入するときは、どこまで修理が出来るのかも調べて購入した方がいいですね。

ソール交換をしたきっかけ

私が昨年ソール交換をすることにしたのは、アウトソールがミッドソールから剥離してきたからです。
昨年の盆に南アルプス白峰三山縦走をしたのですが、その後いつものように登山靴を洗っていたところソールがベロベロ剥がれているのに気が付きました。

アウトソール剥離(踵)

アウトソール剥離(踵)

アウトソール剥離(土踏まず)

アウトソール剥離(土踏まず)

アウトソール剥離(前)

アウトソール剥離(前)

靴を購入して一年半。足元が滑りやすい等はそれほど感じていなかったのですが、かなりソールが減っていたので交換するよい機会になりました。

摩耗したアウトソール

摩耗したアウトソール

ソールの交換

私の登山靴はモンベルのタイオガブーツです。結構よく使われている典型的な軽登山靴です。モンベルの登山靴はソール交換可能で、アウトソールとミッドソールを交換してくれます。必要であればその上のラバーまで交換対象となっております。
交換にかかる時間は確か3週間程でした。モンベルのお店に持って行ったら受付けてくれます。
価格はアウトソール・ミッドソール交換で確か8,000円くらいだったと思います(忘れた・・・)。アウトソール交換の相場が10,000円程度らしいのでモンベルの修理はリーズナブルなんですね。

張替たソール

張替たソール

ソール交換から一年

昨年の仙丈ヶ岳から山行回数を数えてみると36回でした。登った山は近所の里山から南アルプスまでさまざまで、テン泊登山もあればこの靴を履いていない場合もありましたが、概ね月2回程度の登山でこのくらい摩耗します。

ソール交換一年後の摩耗具合

ソール交換一年後の摩耗具合

ソールはミッドソールから交換可能なので劣化しても心配はないのですが、そのほかのところもだいぶん傷んで来ています。
靴紐を通す輪が摩耗してきていたり

靴紐通す輪

靴紐通す輪

足首のところがヒビ割れしてきたり

ひび割れ

ひび割れ

金属部が錆びてきたりと

全体的にくたびれてきていますね。
山で事故に遭わない為にも、足元はきちんとしておかなければいけませんので買い替えも検討しなければいけないのかなと思った次第です。

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