Let's enjoy climbing and photo

Nikon Z6でTAMRON SP24-70 F/2.8 Di VC USD G2を使ってみた感想。

2020/05/04
 
タイトル
この記事を書いている人 - WRITER -

標準ズーム持っているのに・・・

Z6を購入したときに標準ズームの24-70F4+FTZのセットを購入。標準ズームはTAMRON大三元がすでにあるので購入するかかなり迷いました。

TAMRON SP24-70F/2.8 Di VC USD G2はフルサイズに移行することを前提に買っていたレンズ。普通ならZマウントの標準ズームは必要ない。

でもやっぱり一本くらいZマウントレンズが欲しい!それに、Zマウントレンズはどれも単品で買うと10万円オーバーもするけど、標準ズームセットでなら6万円ちょっとで買える・・・とまんまとNikonの商売にのせられての購入でした。

そんなわけで、標準ズームが2本もいらないんじゃないの?ZとTAMRONどっちがいいの?というところを、私の独断と偏見で思ったことを書いてみたいと思います。全然参考にならないかもしれませんが、ご容赦ください。

ちなみにZ6を購入したときのレビューはこちらにあります。合わせてご覧ください。

装着感・取り回し

Nikkor Z 24-70F4Sは単体で500g弱。胴沈式で非常にコンパクト計量にできています。取り回しはZと比較すればF2.8とおしのSP24-70F/2.8G2が良いはずもないです。

TAMRONはレンズフードを付けて約1.0kgあるので、Z6に着けるとかなりフロントヘビー。マウントアダプターFTZを介するので余計にバランスが悪くなります。全長はファインダーからレンズフードの先まで230mm程になり、D7200にTAMRONを装着した時よりもファインダーが出っ張っている部分程度長くなります。

SP24-70F/2.8装着時の全長
SP24-70F/2.8装着時の全長

まあ、このレンズを付けて片手で撮ることはないので、フロントヘビーについては個人的にはそれほど気にはなりませんが。ただ、山に行くときに使っているカメラバッグからファインダーが出てしまうので、ちょっと不便。

山ではおなかにぶら下げたカメラバック『Toploader Zoom 50AWⅡ 』 から都度出し入れしているので、バッグの蓋が若干閉めにくくなったのはちょっと気になるところです。D7200の時はきれいに収まっていたのですが。

ファインダーがバッグから出っ張る
ファインダーがバッグから出っ張る

Nikkor Z 24-70F4Sならちゃんと収まります。むしろ短いのでスカスカです。

写りについて感じたこと

TAMRONをAPS-CのD7200で使っていた時は気にならなかったのですが、フルサイズのZ6で使うと、解放で周辺がやや暗くなります。まあ、大口径ズームはそんなもんなので気にはなりませんが。周辺減光の具合でいえばNikkor Zの方が目立ちます。この辺りはTAMRONはいい感じです。

解像感については、Nikkor Zの方が上を行きます。特に周辺部の解像感はZマウントレンズが凄いです。でも、人を撮るとTAMRONの方が描写が柔らかいような気がします。娘の写真を撮るとZの方がビシッと解像するのですが、硬い印象を受けます。まあ、気のせいレベルなので実際に見比べて違いが分かるかといわれると怪しいですが・・・。

TAMRONの方が重い分解放が一段明るいので、ぼかしたり、シャッタースピードを稼ぐのには有利です。風景写真を撮る時に解放で撮る機会はそれほど多くはないのですが、森の木の造形や目に着いたオブジェなどを撮る時、人を撮る時は背景をぼかしたい時もあるので、F2.8まで使えるのはいいですね。

F2.8で撮影
F2.8で撮影

TAMRONは結構よく写るので、出てくる画についてはそんなに不満はないです。

オートフォーカス

正直オートフォーカスはあまり使えません。しっかりコントラストのある被写体ならピントが合うのですが、風景で遠景にピントを合わせたい時など合わないことが多々あります。

また、Fマウントで使うよりも相当スピードが遅いです。前後にジーコジーコ迷いながらフォーカスするので、風景ならまだしもちょっと動くものならもう撮れません。ピント精度も悪いので、AFでうまく合わない時はMFで微調整して撮影になります。

ミラーレスは拡大表示とピントピーキングがあるので、MFがしやすく風景撮りならさほど苦にはなりませんが、動く子供の撮影等はちょっと厳しいと思います。

2020年3月20日追記 ファームウェアをVer.3.00にしたらオートフォーカスが良くなった。

絞りをF5.6以上に絞った状態ではほとんど使えなかったオートフォーカスですが、ファームウェアをver.3.00にアップデートしたらピント精度が大幅に改善されました。気が付いてから実際に写真を撮って確認してみましたが、問題なく使えます。確認してみた記事はこちら。

手振れ補正

TAMRONのレンズを付けていると常時手振れ補正が動いている音がします。これはTAMRONに限ったことでなく、Nikkorレンズでも同じなので手振れ補正付きレンズを装着すると、常時手ブレ補正が作動するようです。

Lensの手振れ補正スイッチをOFFにすれば止まりますが、いちいちON/OFFするのも面倒ですし、スイッチが壊れそう。

もともと電池があまり持たないところに余計に消耗しそうで気にはなるところです。実際に使っているとやはりちょっと電池の減りが速い気がします。

結論

Fマウント機では気に入って使っていたレンズですが、Z6ではオートフォーカスがあまり使えないのと、Zマウントレンズがすばらしいので手放そうか迷うところです。今後Fマウント機を購入することはないと思うので、D7200で使うか手放すか・・・結論は明確ですが愛着があるので踏み切れない感じです。

2020年5月4日追記

TAMRONレンズに対してモヤモヤしておりましたが、問題だったオートフォーカスが改善されたので俄然Z6で使う気満々になってきました。NikkorZ24-70mmF4Sとの比較をあたらめてしてみたのでこちらもご参考になれば。

TAMRON+Z6
TAMRON+Z6
この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 登山を楽しもう , 2019 All Rights Reserved.