Nikon Z6のファームウェアVer.3.00でタムロンのフォーカス性能が良くなった?
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2がまともに使えてビックリ
Z6で使うと絞りをF5.6以上に絞った時、フォーカスが迷った挙句にまともに合わないという状態だったTAMRON SP24-70mmG2。Z6購入時に一番使うのを楽しみにしていたレンズでしたが、キットレンズが高性能だったことも相まってほとんど使わなくなっていました。
それが先日、何気に着けて部屋でパシャパシャやっていたら、フォーカスがちゃんと合うようになっていることに気づいてビックリ。多少迷う事はあるもののほとんどの場合きちんとピントが合うようになっていました。
なぜだろう?と思い起こしてみると、ver.3.00にアップデートしていた事に思い当たりました。ver.3.00でのAF系の更新は動物瞳AFとターゲット追尾の改善。これに伴って、AFピント精度の向上も図られたのでしょうか。特にその点についてアナウンスはないのですが…。
絞りダイヤルを絞っていくと、F5.6から絞られなくなっておりました(前からか?)。TAMRON SP24-70mmG2を使うと、以前は実絞り測光になってしまっていたような気がするのですが…(気のせいかもしれない)。
自分の部屋の暗がりをF16でフォーカスしてもちゃんと合うようになっていました。これはちゃんと屋外で試してみなければならない。そんなわけで、いつも写真の練習に行く近所の池に行ってみました。
近所の池で散歩しながら試写
試写ついでに散歩をしながらオートフォーカスの具合を試してみました。絞っても全然普通に使える!撮っていてうれしくなりましたね。一時期は手放そうと思っていたレンズですが、持っていてよかった。
写真はすべてjpg撮って出しです。ピクチャーコントロールはフラットベースにカスタマイズしたものです。
焦点距離24mm F11 SS1/80 ISO100。普通に明るいところなのでピンとも合います。以前はこんな普通のところでも迷って合わないことが多かった。
枝の先にある新芽にピントを合わせる。普通にちゃんと合った。
F16で風にたなびく草をフォーカス。問題なくピントが合った。明るいところでは全然問題なく使えるようだ。
ちょっと薄暗い竹林のトンネルへ。柵の二本目の支柱にピントを合わせた。ここでも問題なく使用できた。
森の中に入って撮影。正面中心のシダをフォーカス。ちゃんと使えるのがうれしい。ちゃんと使えるのが当たり前なのだが、以前はちゃんと使えなかったのだ。
太陽に雲がかぶって日差しが入らなくなった。すこし暗くなったところをモノクロ(ピクチャーコントロール:カーボン)で暗がりの中で山道が浮かび上がるように撮影。さほど迷うことなくちゃんとピントが合った。
ちゃんとオートフォーカスが使える。散歩をしながら確信に変わっていきました。コントラストAFの様に多少前後しながらだが問題なくピントが合う。動きものは難しいが、風景やポートレートなら全然問題ないと思いました。瞳AFはちゃんと使えますしね。
このレンズは逆光にはさほど強くない。まあ、これだけまともに太陽を入れて撮っていれば仕方がないですね。
池ではあちこちで亀が甲羅干しをしていた。どの亀もちゃんと太陽の方に甲羅を向けていた。
一月ほど前はたくさんの水鳥(主にカモ)がいたのだが、いつの間にか少なくなった。暖かくなったのでどこかに移動してしまったのかな。
強風で水草がたなびいて、山を照らす日の光の場所が目まぐるしく変わっていく。風が強くて寒いから早く家に帰ろう。
最後に駐車場の傍らに咲いていたタンポポを接写で撮ってみた。あまり寄れるレンズではないのでこれが精一杯。ピントはすぐに合った。
そういうわけで、TAMRON SP24-70mm F/2.8 G2のオートフォーカスがZ6でちゃんと使えるようになったことが確認できました。Fマウントで使用した時のような高速フォーカスは望めませんがちゃんと使えます。たぶん私と同じように不満を持っていた人もたくさんおられたと思うのですが、これで喜ぶ人もたくさんおられるのでは。
他にもDレンズやGレンズもあるからまた試してみようと思います。純正レンズは元々ちゃんとフォーカスできていたので変わらないと思いますが。