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ニコンにキャノン、パナソニックまで・・・フルサイズミラーレス時代元年でしょうかね。

 
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これまではフルサイズミラーレスカメラというとソニーの一択でしたが、8/23にニコンが発売の発表をしてからというもの、キャノン、パナソニックもフルサイズで出すというニュースが出回ってきましたね。
パナソニックはまだ噂の範囲ですが、キャノンは入門クラスのフルサイズということで比較的買い易い価格帯で出してくるようですね。
元々ミラーレス機はミラー部がないのでコンパクト計量に設計しやすいという長所があるのですが、EVA(電子ファインダー)は見づらいとか動きの速い被写体に追随しづらい、フォーカスが遅く速い被写体に追随できない、電池の消費が早く撮影枚数が少ない等々の欠点もあり、プロやハイアマチュアの方々はあまり使われていなかった経緯があります。
といこともあり、各カメラメーカーはどちらかというと入門クラスにミラーレスを発売することが多かったのですが、近年はミラーレスの欠点はだいぶん解消されてきて、ソニーのα9のようなプロが使用することを前提としたミラーレスも発売されてきました。
想像はしておりましたが、とうとう一眼カメラにミラーレスの時代が来るんだなと思わせるこの頃ですね。
ニコンはレンズ資産をもった顧客がたくさんいるわけで、引き続きレフ機を開発していくとのことですが、新型のZマウントレンズを開発していくにしたがって徐々にミラーレスへ移行していくことになるでしょうね。時代の潮流を感じますね。
個人的にはニコンミラーレスを購入するならZ6かなと考えております。高画素のZ7は魅力的ですが値段が高い・・・。今回は動画撮影にもかなり力が入った仕様になっているようですが、私は現在のところあまり動画撮影に興味がないのでZ7を買うならD850買うかなと思います。

ニコンZ6で期待どおりだったところ

サイズがちょうどよさそう

Z6,7はミラーレスの特徴である軽量コンパクトに振りすぎることなく、扱いやすいサイズで作ってきましたね。ソニーのαシリーズは小指が余るところが不評ですが、ニコンは従来通り違和感なく使える様にしてきました。いくらボディを小型軽量にしても、どうせフルサイズ用のレンズは大きく重いです。バランスよく使いやすい事に重点を置いた設計には交換を持てますね。

出典:ニコン

一眼レフと同等の耐久性

強固なマグネシウムボディに防塵防滴仕様。D850と同等の信頼性を確保。お山に持って行く私としては必須のスペックです。山でもなるべく気を付けて持ち運んではおりますが、体にぶら下げた状態で岩を登ったりということもあるので、丈夫なつくりだと安心です。

出典:ニコン

当然フルサイズ

個人的にはフルサイズ以外要らない。将来的にはAPS-Cも出すでしょうね。

ボディ内手ブレ補正

私は昔のマニュアルフォーカスレンズを結構使うので手ブレ防止が使えるというのはそれだけで購買欲を掻き立てられます。手振れ補正のないレンズでも手振れ補正の恩恵を受けられるというだけですごく魅力的です。
Zマウントレンズと同等の手振れ補正は効かないようですが、それでもないより全然いいです。ソニーのα7が欲しいと思っていたのもまさにこの部分です。手ブレ補正が効けば、シャッター速度やISO感度の自由度が増しますよね。シャッター速度の下限は「1/焦点距離」が基本ですが、手振れ補正が効けばそこからさらにシャッター速度を落としてISO感度を下げたり、川や滝の流れなどを手持ちで撮ることも期待できますね。

出典:ニコン

ピントピーキング機能

EVFで被写体にピントを合わせたときに、ピントピークに色を付けて表示してくれる機能。ピントがどこにあっているのかを視覚的に見られます。光学ファインダーでは真似できない機能です。
カメラ屋さんでオリンパスのOM-D5だったと思いますが、弄っていたらこの機能が搭載されていてものすごく便利に感じました。
今使っているD7200ではファインダーに映る像の見ながらピント調整をしていき、フォーカスエイド(ピントが合ったことを知らせる信号。○印がファインダー内に点灯する)を頼りに微調整をしているのですが、フォーカスポイントが大きいこともありたまに後ろにピントが抜けていたなどという事もあります。
この機能があれば自分がピントを合わせたいところに完璧に調整できます。すごく魅力的な機能です。

マウントアダプター

レンズ資産を生かすためにしっかりしたマウントアダプターを開発。Fマウント機で使用するのと同等の性能で使用できるという事で安心しました。DレンズはAFが使用できないですが、これは仕方がないですね。Dレンズは3本持っているのですが、マニュアルで合わせればよいので問題ないです。
昔のレンズは安く手に入るので、いろいろなレンズを付けて遊ぶのは楽しいですね。

出典:ニコン

ニコンZ6の残念なところ

撮影枚数が300枚程度なところ

ミラーレスは被写体を見るのにEVFか液晶パネルのどちらかを見て撮影することになりますがいずれにしろ電力を使うので、撮影枚数については不利なのは否めません。でも300枚は少なすぎる・・・。お山に持って行けば一日で400~500枚程度撮るので、必然的に予備電池を持って行かなければならなくなります。テン泊や小屋泊まりの登山だとたくさん予備電池を持って行かなければなりません・・・。現在は予備1個持って行けば3日は大丈夫なのですが、Z6だと予備を5,6個持って行かなければいけません。D7200の電池が使えるのが救いです。

メモリカードがXQDのみ

カードスロットが一つしかないというのが致命的欠点・・・。と巷では言われておりますが、プロの方ならそうだと思いますが私のような趣味で写真を撮っている人間にとってはたいした欠点じゃないかなと個人的には思っています。
現在のD7200は2スロットですが、私の場合RAWとJPGを別々のカードに記録するという使い方をしていて、2枚目をバックアップに使っているわけではないです。大容量のカード一枚に両方とも入れてしまう使い方でも特に問題ないのでいいかなと思っています。
それよりもXQDしか使えないというところがネックです。
このカードは非常に高速なのですが、値段が高い・・・。こんな高いメモリカードを何枚も買えません。趣味で撮影しているアマチュアの懐には優しくないですね。
どうもこの辺りを見ると、このカメラはプロに売りたいのかアマチュアに売りたいのかよくわからない中途半端な仕様になってしまっているなぁと思います。

Zマウント仕様が非公開

これは予想通りだったのですがやっぱり残念。ソニーの様に公開してサードパーティーからもどんどんいいレンズが出てくる環境であればよいのですが。ミラーレス一眼市場を占めたいソニーと、シェアNo.1を取りに行くと明言しつつもレンズを売りたいニコンの販売戦略の違いでしょうね。
今持っているSIGMAやTAMRONのレンズ。マウントアダプターでちゃんと動くようになるかな。両社とも対応を考えていると思っていますが心配です・・・。

値段が高い

ボディのみでZ7で約40万、Z6が約25万弱。思ったより値付けが高いと思いました。ニコンユーザーの購入がメインで考えているのか、ソニーの様に市場を取るという意気込みは機械の価格と機能からはあまり感じられないなぁと思いました。D850が出たときは正直安いと思ったので今回もと思っていましたが残念です。
Z6を買おうと思うとマウントアダプターセットで27万くらい。標準レンズも付けて33万くらいです。D850ボディ買えちゃいます。
標準レンズはFマウントレンズで賄えますが、やっぱりZマウントレンズを付けないとこのカメラの美味しいところで扱えないので、一本は必要ですよね。後で買い足すと高くつきますし。
ボディの価格をもう少しα7Ⅲに近づけてもらいたかったですね。

ニコンZ6購入は様子見・・・

現在のところZマウントレンズは3本しかありませんので、必然的に手持ちFマウントレンズを使用することになります。しばらくはZマウントレンズはそろわないですので(買う金もありませんが)、サードパーティーメーカーの動向やZ6の市場価格を見ながらタイミングが合えば購入しようかなと思っています。
いずれにしろフルサイズが欲しいので、条件がそろわないようならD850の方がいいかななどと思っております。D750の後継機は実質Z6になりそうですし。

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